コロナ禍のクリニック医師転職市場

2020年は新型コロナウイルス感染症により、
クリニックの経営は深刻な打撃を受けました。
中でも小児科クリニックは、受診控えや感染症の罹患者減により、
最大で40%以上も患者さんが減ったと言われています。

12月14日には、厚生労働省が診療報酬を上乗せすることを決めるなど、
悪化したクリニック経営を支援する動きも具体化しています。

日本経済新聞 小児の外来診療、報酬1000円上乗せへ 感染対策にコスト
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODF083UM0Y0A201C2000000

そんなクリニック業界ですから、常勤・非常勤に関わらず、
医師を採用したいというニーズが全体的に下がっているのは確かです。
先生方は特に非常勤(アルバイト)探しに苦労されており、
科目によっては一つ求人が出ると、4~5人の応募がある(=競争がある)のが当たり前の状況になっています。

一方で、常勤のお仕事探しは、非常勤に比べると比較的落ち着いている印象があります。
元々常勤医師の有効求人倍率(求職者1人あたり何件の求人があるか)が7倍という時期もあったため、
コロナ禍で求人数が減っても、倍率が1を割ることはあり得ません。
弊社が支援するドクターのご転職活動でも、少なくとも1~3件は応募先が見つかり、
引き続き良いご縁を見つけられる環境ではないかと思います。

ただ例年夏場に登録が増え、年内に活動を終える(=仕事を決める)医師が多いところ、
今年は春先から転職活動を開始して、早めに活動を終える先生が多かった印象です。
やはりコロナ禍で先生方も先行きに不安を抱くことが増え、早めの活動に繋がったのではと拝察致します。

クリニックは元々新規開設までに時間がかかるため、
1年前から活動するケースも珍しくありません。
(例)2022年4月に就任したい先生が、21年4月までに仕事を決める

将来的にクリニックでのキャリアを想定している先生方は、
コロナ禍であろうと、ご遠慮なく弊社までご相談ください。

本格的に寒くなって参りました。
皆さまくれぐれも体調管理にお気をつけて、よいお年をお迎えください。

まずはお気軽にご相談ください。

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